こんにちは。
ここ最近、やっと春の訪れを感じる日々が続いてますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
春になると、ふと聴きたくなるのが 「 haruka nakamura 」 。
Nujabesとの共作Lampをご存知の方の多いかもしれませんが、ソロ名義の楽曲群も素晴らしものばかり。
haruka nakamuraの音楽は、海や緑、風や光といった自然風景描写に秀でていると感じる。
「音楽のある風景」という曲があるのも、至極納得がいくのである。
また、風景描写だけではなく、陰と陽の感情が彼の音の中で共存している。
一聴すると、綺麗で可愛い音だな〜といった印象を持つんだけど、ふと孤独や絶望を感じたりもする。
でも、またその陰の感情から、一筋の光を照らしてくれ、人間の複雑な感情を音というこれまた複雑な波長で教えてくれる。
常日頃から思うことだが、音に孤独を感じる音楽に心動かされるし、幸しか表現していない音楽は、今の時代どう考えても無理がある。
これは、音楽だけに限った話ではなく、映画やアートといった表現全てに置き換えられると思う。
特に日本は、3.11以降、否が応でも様々な分野で「限界」という現実を突きつけられたからである。
少し話が脱線してしまったが、自然の風景描写、複雑な人間心理を感じさせてくれる haruka nakamura の音を聴きながら、桜並木に導かれたいと思うわけです。
桜が満開になる前に、haruka nakamura の音を感じていたならば、それを知らなかった時に愛でた桜とは、また違った感情が生まれるのではないでしょうか。
この季節に是非聴いていただきたいアーティストのご紹介でした。
haruka nakamura
Profile
青森県出身。少年期に鍵盤、ギターを独学で学び、2006年より本格的に活動を開始。これまでに『grace』(2008/Schole)、『twilight』(2010/Kitchen.Label)、『MELODICA』(2013/Hydeout Productions)というアルバム3部作を発表。
また、Janis Crunchとの『12 & 1 song』(2011/Kitchen.Label)、AOKI,hayatoとの『FOLKLORE』(2014/fete musique)を発表。
流動的なメンバー編成の即興演奏プロジェクトharuka nakamura LABOや、ギタリストAOKI, hayatoとのデュオでの活動も行う。
その他、support surface、evam eva、mameなどのアパレルブランドのショーや展示会の音楽なども手掛けている。
Video
CURTAIN CALL – haruka nakamura
音楽のある風景 haruka nakamura PIANO ENSEMBLE
haruka nakamura – Lamp feat.Nujabes