昨日、Red Bull Studios Tokyoのオープニングイベントにお伺いしました。2/27(金)〜3/1(日)まで、スタジオ完成記念イベントが行われていて、豪華アーティストによるライブイベント、音楽ワークショップ、スタジオ見学会など、様々なコンテンツが音楽フリークを迎えてくれます。
残念ながら、ライブイベントにしか参加する事ができなかったんですが、帰り際にNATIVE INSTRUMENTSの方々に便乗して、スタジオも少し拝見する事ができました。
感想としては、プロユースな環境なので、限られたアーティストの為のスペースといった印象です。決してそれが悪いと言う事ではなく、新しい音をより高いレベルで実現させる為に、このスタジオが非常に重要な役割を担っているのではないかと思いました。
RedBullさんの活動を見ていると、このスタジオはある一部分でしかないのだと思います。音楽をあらゆる角度から見つめ、壮大な絵を描いていて、その絵を具現化する為の一つのパーツとして、このスタジオが必要だと考えられたのだと想像します。
どれだけ優れたスタジオがあったとしても、それを使いこなすアーティストのマネージメントだったり、教育だったり、シーン全体の底上げだったり、様々な事柄がうまくリンクしない限り、現状は何も変化しないと思います。
おそらくRedBullさんなら包括的戦略をすでに考えていて、一つ一つ形にしていっているのだと思います。スタジオ完成はまだまだ序章でしかないと思うと、久しぶりにワクワクしてきます。
何はともあれ、RedBullさんの活動に対して、非常に嬉しい気持ちでいっぱいです。違うフィールドを売り上げのベースとしている企業がなかなかやれることではありません。逆に言えば音楽を生業とする企業じゃなかったからこそ、できたのかも…。普通の企業だったら「スタジオなんか作ってうちになんかメリットあるの?」とか言いそうだし…笑
まぁRedBullさんは違うフィールドだとは思っていないのかな。
「いつかはこのスタジオでレコディングするんだ!」と若いアーティストの憧れの場所になることを期待しています。音楽クリエイターがもっともっと尊い存在=憧れの対象になることを願っています。
今後もRedBullさんはRedBullさんの規模感で驀進していってほしいです。
私は私の規模感で、憧れの対象とのタッチポイントを一つでも多く作っていけたらなと改めて思いました。