<イベントレポ>音響、自分でやってみる。 1から始める イベント音楽 PA講座 in Tokyo

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5月19日に恵比寿にあるTime Out Cafe & Dinerで行われた「音響、自分でやってみる。1から始めるイベント音楽PA講座」のレポートでございます。

今回も、企画、制作、運営で関わらせて頂きました。

音響のセミナーは今回で4回目になるんですが、毎回多くの方々にご参加頂き、人気セミナーの一つになっています。今回も40名の応募がありまして、キャパオーバーでした。笑 

今回は、ゲストスピーカーにDUB MASTER Xさんを御迎えいたしました。中々こういった形でDUBさんのお話を伺う機会も少ないので、参加者の方々と貴重な時間を共有できたのではないでしょうか。

随所にDUBさんの経験に基づく貴重な言葉がちりばめられ、DUBさんの音響に対する姿勢や人生観までも垣間みる事ができました。とにかく濃密な2時間でした。参加できなかった方々と当日の空気感を御伝えできればと思います。

司会のようすけ管理人、ALTO Professional 小町さん

IMG_0477向かって左からALTO Professional小町さん、右OTAIRECORDようすけ管理人

 本セミナーで講師を務めて頂いたのは、ALTO Professionalの小町さんです。PAとしての豊富な知識を惜しみなく提供して頂きました。初心者を対象としたセミナーでしたので、PAの根本的な部分から丁寧にご説明いただきました。

みなさんに御配りした資料も小町さんに作成頂きました。かなり分厚い資料なので、これだけでも参加された価値があったのではないでしょうか?

inMUSIC JAPAN 青木社長のプレゼンテーション

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恒例となっているinMUSIC JAPAN青木社長のプレゼンテーションです。音楽、音響について、毎回違った視点で興味深いお話をしてくださいます。

『人間は肌で音楽を聴いている、感じている。』『砂漠の音(砂がこすれる音や風の音)が最強!!』などなど、面白い話をありがとうございました。

ゲストスピーカーDUB MASTER Xさん

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今回のゲストスピーカーDUB MASTER Xさん。PAをはじめられた切っ掛けや、PA初心者が気をつけるべきことなど、色々とお話を伺いました。

エイベックス全盛の時代に、多くのリミックスワークも手がけられていたDUB MASTER Xさん。当時globeやELTなどを聴いていた世代としては、直接DUBさんのお話を伺えて非常に感慨深かったです。

まとめ

今回は、PA初心者の方々を対象にセミナーを行ないました。若干難しいかった所もあったかもしれませんが、御配りした資料を基に復習して頂けたら、より理解が深まるのではないでしょうか?

DUB MASTER Xさんも仰っていましたが、まずは自分で体験して、失敗してもいいから体で覚えていく事が大事なのかな?と改めて感じました。

アンケートで、「中級向けのセミナーもやってほしい。』や『実際に機材に触ってPAを学べる講座をやってほしい。』などと言ったご要望がありました。

次回は、皆さんのご要望も踏まえまた違った形でセミナーを開催できたらなと考えております。

今回ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。

最後に、印象に残ったDUB MASTER Xさんの言葉をピックアップしたいと思います。

・PAは、介護だ!アーティストの不安を解消するのが、PAの仕事。

・PAは、土方。笑 体力的に厳しい現場が多いが、達成感が大きい。だから続けられる。

・シュチュエーションにあった音作りをするべき。自分の耳で、判断する事。

・PAをする時は、常に自分の中にイメージを作ってからやる。どういう空間にしたいのか、しっかりイメージすること。

・音の足し算ではなく、引き算を心がける。例えば、ボーカルの音をもっと聴かせたいのであれば、ただGAINをあげるのではなく、ぶつかっている音を削る。

・PAは、音を作っていればそれだけでいいかというと、そうではない。結局は人と人。ミュージシャンや役者の人達とコミュニケーションをとり、どうすればより良いステージになるのか、相手の立場にたって考えなくてはいけない。PAの常識は、アーティストの常識ではないから、PAの常識を押し付けてはいけない。

 

イベント風景

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DUB MASTER X

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一発で彼の音と分る個性的な音作りをするが、そのバランス感覚は絶妙

で、歌謡曲からクラブのフロアーを揺るがす音作りまで何でもこなすサウンド・エンジニア&DJ&クリエイター。

ごく初期のMute Beat時代からダブ・エンジニアとして参加し、全ての作品に参加。Mute Beat解散後は“Dub Wa Crazy”シリーズ で7インチ・シングルを10枚リリース(後に全曲を収録した同名の2枚組CDをリリース)。92年にはファースト・アルバム『Dub Master X』を皮切りに『Dub Master X II』『Side Job』をリリース。また藤原ヒロシとのLuv Master X名義のアルバム『L.M.X』も93年にリリース。

Dub wa Self Remixシリーズを始めアンダーグラウンドでの活動をしながら00年には『Dub’s Music boX』を、2009年には『Dub Summer Pop』をリリース。2010年には鬼才リミキサーユニット[Moonbug]に加入。

リミックス・ワークとして浜崎あゆみ、倖田來未、Every Little Thing、globe、鈴木亜美、Do As Infinity、華原朋美などエイベックス作品を多く手掛ける傍ら、ヤン富田、いとうせいこう、Pizzicato Five、ムーンライダース、The Blue Hearts、コレクターズ、キリンジといった玄人好みのミュージシャンの作品にも多数参加。

既に本人でさえ数え切れないほどの作品に関わっている。

PAエンジニア・レコーディングエンジニア・リミックス・プロデュース・アレンジ・プログラミング・DJ・舞台音響等々、活動も多岐にわたる。近年は再度PAエンジニアをメインに活動中。DefTech・SUGIZO・柴咲コウ・m-flo・かせきさいだぁ・小島麻由美・THE MAN・SOUR・Heavenstamp等のFOHを担当している。

 

『OTAIRECORD DJ UNIVERSITY』とは?

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OTAIRECORD DJ UNIVERSITYとは、音楽の文化をより多くの人に伝えるべく、あなたの音楽知的好奇心を満たすために設立された団体です。

昨今の音楽文化は、関係者の努力やインフラの発展などにより、 「感覚的に」音楽を楽しむことが多くなってきました。

もちろんそれは便利でとても素晴らしい傾向だと思います。

しかし、一方で、困難だったり技術的にレベルが高い物などが、 使われにくいものとして、逆にどんどん門戸が狭くなっていくような傾向もございます。

そういった、ある程度予備知識が必要な音楽機材だったり知的好奇心が満たされるような体験などを提供していきたいと思っています。

また、地域の音楽好き同志が集まり、新しいコミュニティに発展したり、音楽好き同志をつなげていくようなイベント展開を進めてまいります。

ということです。
詳細は、『OTAIRECORD DJ UNIVERSITY』の公式ページにてご確認ください。

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