先日グラミー賞で3部門で受賞した、いつのまにかスターになってた「 Chance the Rapper 」のご紹介。
まぁ今更紹介するまでもないのだけど、この前久々に会った友人とグラミーの話になって、「 Chance the Rapper やばいっすよね〜」って話で盛り上がって、やっぱりいいものはいいな〜と思ったから、まだ知らない方とかには、知ってほしいなと思って。
アメリカ・イリノイ州シカゴ出身の若干23歳のラッパー。
約4年前に発表された『Acid Rap』で一躍有名になった。
言うまでもなく楽曲は素晴らし作品ばかりだが、重ねてそのビジネスモデルに関しても非常に興味深い。
活動当初からCDやレコードといったメディアに残すことは一切せず、AppleMusic、Spotify、soundcloud等のストリーミング配信のプラットフォームのみで、作品を発表してきた。
音楽業界において、フリービジネスを大成功させた第一人者と言ってもいいかもしれない。
でも、彼自身フリービジネスを意識してやったと言うよりも、23歳という世代的にごく当たり前の手法で自分の作品を発表した
だけのことなのかもしれない。
メジャーレーベルからのオファーも多数ありそうだけど、今もインディーで活動している理由がわかる気がする。
今まで、商業的にリリースされたものしかグラミー賞の対象にならなかった規則が、Chance the Rapperの出現によってストリーミングのみの作品でもノミネート作品として認めざるおえなくなった。
そうなった今、各レーベルは、何をメリットとしてアーティストにプレゼンしていくのだろうか?
そもそも、現代において「音楽(音源)」というものがお金儲けの道具として成り立つのか?
そんな問題提起を音楽業界にもたらしてくれた若きラッパー Chance the Rapper 。
楽曲はもちろん、彼のスタンスが非常に時代にあっていて、共感できる。
全体的にソールフルな作品が多く、HIPHOPが苦手という方でも気持ちよく聴くことができるのではないかと思う。
グラミー3冠素晴らしー!!おすすめです。
Chance the Rapper
Chance the Rapper Video
Chance the Rapper – Same Drugs (Official Video)
Chance the Rapper ft. 2 Chainz & Lil Wayne – No Problem (Official Video)