今日も今日とて、音楽レコメンド。今回は、「 Spirit Fest 」のご紹介。
Spirit Festは、テニスコーツとThe Nortwistの主要人物、Rayon名義でも知られているMarkus Acherとのコラボレーション名義です。
もともとの、Markus Acherがテニスコーツの熱狂的なファンだったいうから驚き!
そんなSpirit Festの新譜「 Rain Rain 」がいいんです、すごく。
秋雨の降り続く、今にぴったりの曲です。
温かいようで、冷たい。
今週末も雨が続くらしいので、雨音と一緒にこの曲を聴く休日も悪くないと思います。
Spirit Fest
Lali Punaの東京公演に「ぜひ会いたい」とテニスコーツを招待したのは、他でもない二人の熱烈なファンだったマーカス本人だった。
遡ること10数年前、友人でもあるThe Pastelsのスティーヴン・パステルを介して、日本のインディ・ミュージックに興味を持ったマーカスは、スティーヴンの経営するレコード・ショップ、モノレール・ミュージックで多くの日本人アーティストを知ることになるのだが、その中でも特に大ファンになったのがテニスコーツだった。
植野の作るノスタルジックで繊細なメロディと、透き通ってどこか哀しいさやの歌声。
そこには、これまで古今東西数多くの音楽に触れてきたマーカスにして、これまで耳にしたことのないオリジナルの世界だった。
すっかり二人に魅了されたマーカスは、どっぷりその世界にはまり込むのだが、それと同時にむくむくと心の奥底から湧き立ってきたのが、彼らと共演してきた他のミュージシャンのように「自分も二人と共演したい」という強い思い(ミュージシャンの性)だった。
話を両者が出会った2年前に戻そう。導かれるように初めて顔を合わせた3人は、その場で意気投合し、翌年にはマーカスの地元、ドイツのミュンヘンで彼が主催する音楽祭にテニスコーツを招聘することとなる。
同時にマーカス及びその友人たちと彼のプライベート・スタジオで夢だったセッション&レコーディングを行った。
それが昨年2016年の冬。一連の作業の中でさらに親交を深めた彼らは、正式に新ユニット、Spirit Fest結成へと発展した。
メンバーは中心となったテニスコーツとマーカス・アーチャーの3人に加え、Notwistのメンバー、チコ・ベックと、イギリス人でJam Moneyを主催するマット・ファウラーを加えた計5人となる。
Spirit Fest: Rain Rain
Spirit Fest: River River