故人の未発表曲を発売することについての是非を問う。

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photo credit: IMG_3285 Legends Never Die – Prince via photopin (license)

今年に入り、デヴィッド・ボウイやプリンスなどスーパースターの訃報が続いている。彼らに影響を受けてきたファンの方々は嘸かし悲しい思いをしていることだろう。

スーパースター特にミュージシャンが亡くなる度にニュースになるのが、「未発表音源」についてである。 保管庫から未発表音源がでてきたニュースや、未発表音源をまとめたアルバムリリースのニュースなど、必ずと言っていいほど目にする。

その度に、何か違和感を感じてしまう。

ニルヴァーナの『Unplugged in New York』やエイミー・ワインハウスの『Hidden Treasures』など、死後に発売されたすばらしい作品は多くある。

しかし、本当に亡くなったアーティスト自身それを望んでいるのかな?と。

リリース予定だったものはまだいいにしても、お蔵入りした音源を世に出すのは、やっぱりアーティストとしては、不本意なのではないだろうかと想像してしまう。

お蔵入りするってことは、それなりに理由がある訳で、アーティスト本人が納得できていないわけだよね。でも、関係者が勝手に出してしまう。(遺族の許可をとったりはするのだろうけど)

ファン心理として、聴きたいと思うのは当然なことだと思うけど、生きていた時の音源、アーティストが納得して発表した音源をより愛することの方が、アーティストにとって嬉しいことなのではないかと思う。

もし、ボウイやプリンスの未発表音源がビジネスの為だけに発売されるのだとしたら、やはり悲しいな〜と思ってしまう。

スーパースターたちへのリスペクトを込めて、私は生前の音源をこれからも愛していこうと思いましたとさ。

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