この前、ネットラジオに出た時と、セミナーの時に「好きなDJは誰ですか?」と聞かれて、中々出てこなかったんだよね。
その時は、即座に思い浮かんだDJをいったんだけど(実際、その方も好きですが。)、改めて今自分が一番好きなDJってだれだろう?と考えてみた。
一般的に、まず世間話の中で、「好きなアーティスト(歌手)誰?」という会話はあっても、「好きなDJって誰?」って会話はまず無いよね。(笑)
クラブミュージックに精通していなかったとしても、みんなが好きなDJが思い浮かぶ様な身近な文化にして行きたいな〜とちょっと思った。
さて、私の今一番好きなDJは、「yone-ko (CABARET/Runch)」さんです。
日本を代表する、DeepHouse、TechnoをベースにしたDJで、現在は、DeepHouse、MinimalHouseの聖地でもある、ドイツに活動の拠点を置いています。
単純に一番聴いていて「気持ちいい」と感じるDJで、音数の少ないMinimalな選曲が多く、コードパターンもシンプルで、いつまでも聴いていられるループ素材を巧みに操り、展開を作って行きます。
音楽も小説に似た様な所があって、本当にいい音楽って情景が浮かぶんだよね。yone-koさんのDJは、1時間、2時間というDJプレイを通じて、ちゃんと音の延長線上にある情景が見えてくる。
yone-koさんに、直接お話を伺った訳ではないのでわかりませんが、DJをしている時、頭の中にイメージ映像の様な物が流れているのかな?と思う程、DJMIXにストーリーを感じる事ができる。
お時間ありましたら、yone-koさんのDJプレイを聴いてみてはいかがでしょうか?単純に、めちゃめちゃ気持ちがいい。
みなさんの好きなDJは誰ですか??ぜひ、教えてほしいな。
yone-ko (CABARET/Runch)
洗練された技巧と新旧問わず優れた音源を発掘する鋭敏なセンスを高い次元で均衡させた、’90年代以降における日本のテクノ・シーンで培われた最良のタレントのひとり。
20世紀から21世紀への変わり目の頃にso inagawa & sackraiと出会い、彼ら2人がもともと名古屋で展開していたパーティ”CABARET”(現在でも盟友dj masdaのオーガナイズによって東京で継続中)に参加したことからミニマルな志向を持ったハウス・ミュージックへと傾倒。さらに活動の拠点を東京へと移し”CABARET”をはじめとするさまざまなパーティでのプレイを重ねるにつれて、ますます非主流派ハウスグルーヴ/テクノに熱中し深く掘り下げていくことになる。
新旧を問わない優れたグルーヴを追究する、そのほとんど偏執的とも言える姿勢によって発掘されたレコードたちがひとたび彼のセットの中でミックスされると、そこにはフレッシュな色彩と新たな文脈が与えられ、音楽そのものがにわかに輝きを帯びはじめる。それを支える技巧は、フロアーの現場におけるさまざまな局面を他の誰でもない彼自身が体験し鍛え上げてきたからこそのものだろう。
2011年単身ドイツに渡り、現在はベルリンの名物クラブClub der VisionaereやWilde Renateなどのヴェニューを中心にDJワークを展開し自らのDJスタイルを磨き上げるかたわら、自身のトラック制作にも深くフォーカスしており、2010年にリリースされ高い評価を得た”Raw Beats Required EP”以来となる新作のリリースが待たれる。
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Yone-ko aka Koji Yonezu is one of phenomenal talent, who soaked up finest elements of Japanese techno scene. His exquisite skills and smart sense that picks up every good records from old and new are something exceptional.
Around 2000, he hooked up with So Inagawa and Sackrai to participate their Cabaret party in Nagoya(which is still running by dj masda in Tokyo), that made him exploring deeper and minimalistic aspect of house music. He continued to play at Cabaret party and other underground parties after he moved to Tokyo, to dig further into alternative house groove and techno.
Yone-ko carefully builds up his hallmarked set and always seeks out good grooves around. This dedicated attitude may taken as monomaniacal, however, when those elaborately chosen records get played and mixed in his set, they will be given some vibrant colorfulness and renewed context and music itself starts to shine on the dance floor. The skills underneath this magic is the result of his own experiences as a tough-as-nails dj.
In 2011 he moved to Berlin and now he regularly plays around venues in world’s techno capital, such as Club der Visionaere and Wilde Renate. He continues developing his own dj sets and focuses on his productions. After highly rated 2010’s “Raw Beats Required EP”, expectations are raising up higher than ever.