曹斐(ツァオ フェイ) 「自分の未来は夢にあらず 02」 2006 年/120 x 150 cm/C プリント
© Cao Fei / Deutsche Bank Collection
急遽仕事が無くなったので、気になっていた原美術館で行われている『そこにある、時間-ドイツ銀行コレクションの現代写真』展 に行ってきた。
空間を平面に落とし込む写真の魅力といえば、記録としての役割とは別に、見るものの想像力を掻き立てる。ART全般そうだとは言えるんだけど、ノンフィクションである写真が一番想像しやすく、自分を投影できる身近なメディアだと感じている。
本展覧会は、ドイツ銀行の現代美術コレクション約60,000点中、1970年代から最近にいたるアジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパのアーティストの作品約60点を展示されている。
個人的に、風景写真よりも人間を主とした写真が好きだから、本展示では、様々なシュチュエーションでの人間の表情、心情がのった写真が多く、刺激というか非日常をちゃんと体験させてくれた素晴らしい展示だった。
シャッターをきった瞬間から、現在から過去になり、出来上がった写真には、過去と未来が共存している。昔から本質的には変わらない写真というメディアがやっぱり好きだな〜と思わせてくれる有意義な時間だった。
2016年1月11日(月)まで開催してるとのことなので、お時間ある方はぜひ。