Willian Matiolaによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/29786713/
表題について、今まであまり深く考えたことはなかったけれど、友人からあることを聞いてから、できるだけエスカレーターの右側に立っても「歩かない」と心がける様になった。
ある事とは、「左目が見えない人にとって、左側の手すりにもたれ掛かるのはとても恐怖を感じる」ということだった。
歩行禁止の理由としてよく挙げられているのが、他の利用者との接触だったり、バランスを崩して転倒の恐れがあるからなど、健常者からの目線で語られていることが多い。
視界に制限がある人や、下肢障害等で右側にしか体重がかけられない人など物理的に右側の手すりが必要且つ、エスカレーターが動いている中、歩くことが困難な人たちがいる。
そういった人たちもエスカレーターを利用することは少し考えれば想像できるはずなのに、友人から聞くまでは全く理解できていなかった。
利用者の安全面を考えれば、歩行禁止の必要性は理解できるがなかなか浸透していないのが現実。今一度、右側の手すりにしかつかまれない人たちがいることを想像してみてほしい。
いまだ後方からの舌打ちには慣れないが、右側歩行に争っていこうと思う。