Rhye「Woman」

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Facebookでもリンクしたんだけど、最近よく聞いてるのがRhye「Woman」。どっからどう聴いても、女性シンガーだとおもっていたけど、ハイ・トーン・ヴォイスの男性だった。

Rhye(ライ)はデンマーク出身のRobin Hannibalとカナダ出身のMike Miloshによるデュオ。2人ともキャリアのあるアーティスト/プロデューサーとのこと。今まで知らなかったのがちょっと恥ずかしい程、とても完成度の高いアーティストだなと。

ライブの評価も非常に高いアーティストだから、一度は生で見てみたい。Billboardあたりに来ないかな〜。Sade好きにはたまらないと思う。

QuadronのRobin Hannibal。Sa-Raあたりの影響色濃いコズミックなサウンドを聞かせたデンマーク時代のOwusu And Hannibal、より洗練されたエレクトリック・ソウルのBoom Clap Bachelors、卓越した女性シンガーであるCoco O.をシンガーに迎え、ブーム・クラップの洗練をクラシック・ソウルやブラジル音楽に結びつけたクァドロン、そしてポスト・チルウェイヴ的ともいえる、浮遊感たっぷりのシンセを軸にしたフューチャリスティックな志向をみせた自身のソロ・アルバム『Bobby』と、洒落た手つきでソウル・ミュージックにさまざまな角度から光を当ててきた人だ(Parallel Dance EnsembleやSzjerdeneといったプロデュース仕事も傑作ばかり)。

そんなハンニバルが新たにタッグを組んだのが、MiloshことMike Milosh。クァドロンと同じPlug Reserch所属のトロント出身の男性シンガーだ。Miloshは女性のような美しいハイ・トーン・ヴォイスの持ち主で、自身の作品ではエレクトロニクスとストリングスとをかけ合わせた優雅な曲を歌っている。

Rhyeによるデビュー・アルバムは、そんなふたりのちょうど中間にある音楽性だと言えるだろう。そして、その中間とは、Sadeや、最近ではJessie Wareがやってきたことだった。つまり、生音とエレクトロニクスの絶妙なバランスで成り立つ、極めてクールでエレガントなソウル・ミュージック。流麗なストリングスはクァドロンのそれとまた違って、たまらなく美しい。Miloshの少しこもった声質も、シャーデー・アデュを彷彿させて、とてもいい。

出典:キープ・クール・フール

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